炭酸泉ってどんなお湯?
炭酸泉の事をご説明します。
炭酸泉とは正式には、二酸化炭素泉と言い、二酸化炭素(炭酸ガス)が溶け込んだお湯のことをいいます。
炭酸泉は温泉法で250ppm(ピーピーエム)以上炭酸ガスが含まれたものと定義されています。
さらに、炭酸ガスの効果がある程度期待できる療養泉は「1000ppmを超えるもの」と言うふうに定義されています。このppm(ピーピーエム)っていうのは炭酸ガスが、お水に対してどれくらい溶けているかと言う割合を表します。
つまり、炭酸ガスの効果が期待できる高濃度炭酸泉は、炭酸ガスが0.1%溶けているお湯になります。
■炭酸泉が1000ppm以上あるか簡単に見分ける3つのポイント
ポイント1:お風呂に入った時に、小さな泡がついてくるか?
ポイント2:血行がよくなって、肌が赤くなるか?
ポイント3:体にじわーっと効いてくる、血流がよくなったぞ!という実感があるかどうか?
炭酸泉が若返りの泉と言われる理由
人は、入浴することによって毛細血管の血流が良くなります。
炭酸泉に入ると、それが通常の入浴よりも効果があると言われているのです。
毛細血管は全体の90パーセント以上を占める重要な血管です。毛細血管は人間の37兆個の細胞に酸素と栄養を届け二酸化炭素と老廃物を回収するための重要な血管。 入浴してその血管の血流が良くなることにより、37兆個細胞に非常に良い影響が与えられるのです!
特に腎臓などの臓器は毛細血管のかたまりです。つまり毛細血管の血流が悪くなれば臓器や細胞が弱ってしまい、血流が良くなれば調子がよくなる。
この原理が働き、炭酸泉に入ることにより、毛細血管の血流が良くなり細胞がどんどん元気になっていくのです。しかし、たった1回入浴して若返った〜などと言う事は起きません。
何ヶ月単位何年単位での継続的な入浴が効果的です。

※写真はイメージです(柄沢店の様子)※お客様へはピコピコハンマーを使うことはありません。
湯乃市のこだわり超高濃度炭酸泉の作り方
1000ppmの炭酸ガスをお湯に溶かし込む方法は大きく分けて3つの方法があります。
1つめは中空糸膜方式
2つ目はかくはん方式
3つ目は吸引方式
約20年前、三菱レイヨンという会社が中空糸膜と言う素材を使って初めて高濃度炭酸泉を作ることに成功しました。そして医療機関向けに販売をしていました。
それが今から15年ほど前に名古屋のスーパー銭湯と湯乃市とほぼ同時に温浴施設用の炭酸泉製造装置が納入されて、日本の温浴施設での炭酸泉の歴史が始まったと言われています。
もう少し目をつけるのが早ければ、日本で最初に炭酸泉を取り入れた銭湯は湯乃市だったかもしれません・・・
炭酸泉はこのppmという数値が非常に重要で、湯乃市では炭酸泉マイスターがいるのでしっかりと1000ppm上げて作っています。ちなみにジョニーの自宅では中空糸膜方式を使っています。

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湯乃市にある炭酸泉を作る機会と私(ジョニー)
実はお風呂屋さんの炭酸泉は、炭酸泉を作るエンジニアさんがすごく大切で、これが上手な人じゃないと泡ばかり多くて一見して高濃度に見えるんですが実は濃度が低いと言うあべこべ炭酸泉ができてしまう可能性もあります。














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